2007年08月17日

沈黙によって殺してはいけない

今年の4月21日に広河隆一さんのチェルノブイリの写真展・講演会に行ってきました
会場では品切れになっている著作やビデオが買えますから、
そういう機会があればご利用下さい
昨日の記事で参照した書籍も全て品切れで、普通には購入できません

講演の終盤で、写真集の反響の話が出ました
売られているチェルノブイリの子どもの写真集やカレンダーには、
子どもたちが笑顔で写っているものもあります
それを見て、何だ、結構元気そうじゃないか、もう大丈夫なんじゃないか、と
安心した、と言う人もいます
外国からジャーナリストが来ることは珍しく、子どもたちはその場では
はしゃいで笑って取材に応じてくれます
それを見ると元気そうだ、と思うかもしれません
しかし夜1人になった時、絶望して泣いているかもしれない、
そこまで想像してほしい、という話でした

事故の当事者は、早く事故のことは忘れたい、忘れなければ生きていけない、
事故のことなど話さずに普通に生活しています
しかし、周りの人間が同じように忘れてはいけない、
何もなかったことにしてはいけない、
むしろ周りの他人が伝えていかなければならない、
沈黙によって殺してはいけない
と話は結ばれました

以上は当時のメモとおおよその記憶で書いています(<(_ _)>

個人のプライバシーを傷つけるような形で勝手に他人が暴きたてるようなまねは
絶対にしてはいけないと思います
しかし、開示された情報を伝えることもしない、というのは
間違いだと納得しました
報道と寄付金は正確に比例する、という話も別の場で聞いています
伝えれば関心、支援も集まりますが、報道がないと被害者は見捨てられます
また同じような過ちが繰り返される危険も大きくなります
だから伝えていく必要があるということです

実際の講演では、子どもが絶望して泣いているかもしれない、というところで
突っ伏して泣いているしぐさをして、気落ちが溢れていました
本を読むだけより話を聞いてみると親しみが持てます(^_^.)

公式サイト
http://www.hiropress.net/


posted by 183 at 11:44| エコロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする