2013年05月29日

児童ポルノ禁止法改正案衆院提出

自民党が「児童ポルノ禁止法改正案」を衆院に提出の情報
https://twitter.com/yamadataro43/status/339348082330333184
単純所持禁止の危険性、サイトの検閲、3年めどの漫画・アニメの規制検討等の問題が
国会議員にもあまり理解されておらず、このまま通ってしまう恐れもあるとのことです
すでにヤフオクやいくつかのサイトが自主規制を決めています
https://twitter.com/yamadataro43/status/339374308780539904
みんなの党の山田議員のツイッターでの報告に注目して下さい
https://twitter.com/yamadataro43

基本的な問題点に関しては、作家・マンガ研究家の幸森軍也氏の論考が必読です
「児童ポルノ禁止法改定の真の目的は何か? 単純所持禁止、マンガ・アニメ『調査研究』
への懸念 」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/27/news094.html
単純所持禁止を含めることで、過去に遡及し写真集や漫画等全てが処罰対象となります
それらを処分しなければ逮捕される危険が出てくるということです
いわゆるオタクでなくとも、曖昧な定義では児童ポルノとされかねない写真集や創作物が
自宅にあるのが普通でしょう
処分を前提としたように、施行日から1年間は罰則を適用しないとの猶予を設けています
漫画喫茶も図書館も例外ではありません
インターネット事業者にも協力を求めており、通信の自由を阻害する恐れもあります
つまり過去に遡って児童ポルノを規制することが主目的で、被害児童の救済は付け足しの
ようになっています
「児童を守るという美名の下、表現規制を目指している法律」と見られても仕方ありません
(以上はブログ筆者の文責による、ごく簡単な要点の紹介ですので、全文をご参照下さい)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/27/news094.html

児童ポルノの定義の曖昧さは、過去にも国会で問題にされてきました
被害者のいない創作物は処罰の対象とすべきでないとの見解もありました
しかし自民党案は、創作物も規制対象として3年をめどに検討するとしています
これに関しては、
「スウェーデン最高裁における非実在児童ポルノ所持無罪判決」をぜひお読み下さい
日本漫画を研究・翻訳目的でHDに保存していた文化研究家が、児童ポルノ罪で起訴され
最高裁で無罪判決を受けましたが、その最高裁判決と解説が邦訳されまとめられています
日本でも漫画イラストに描かれた非実在児童を実在同様ポルノとして処罰対象とすべきか
どうかの判断基準として、参考になるものと思います
結論から言えば、以下のまとめのように、処罰対象から除外しています

しかし想像上の、非実在の児童を描写したマンガイラストが侵害しうる法益は、その他
の児童ポルノよりも、程度が低く、表現の自由及び情報の自由の制限が認められる
ほどではないため、想像上の児童を描写したマンガイラストの所持は、児童ポルノ罪
として処罰できない、というのが最高裁の判断である。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8111654_po_02550012.pdf?contentNo=1


posted by 183 at 00:19| 児童ポルノ禁止法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする