2013年06月26日

明治から発禁ラッシュだった

戦時中ではなく、明治元年からの発禁略年表をかいつまんでご紹介します
「発禁・近代文学誌 演劇・映画・美術 そして江戸や西洋も」
全て網羅されてはいませんが、さらに詳しい参考文献リストも掲載されています


文芸関連では山田美妙「胡蝶」(明治22)、斉藤緑雨(明治24)、尾崎紅葉(明治25)、
為永春水(明治26)、井原西鶴(明治27)、内田不知庵(魯庵、明治34)
デュマ「椿姫」(明治34)
永井荷風「ふらんす物語」・「祝杯」・「歓楽」(明治42)
森鴎外「魔睡」・「ヰタ・セクスアリス」(明治42)
トルストイ「人間生活」(明治42年)
谷崎潤一郎(明治44年)、平塚明子(らいてう 大正2年)
ゾラ「女優ナナ」(大正2)
モーパッサン「女の一生」(大正3
フローベール「ボヴァリー夫人」(大正3)
与謝野晶子(大正4)、トルストイ(大正4)、
萩原朔太郎「月に吼える」(大正6)
以下、あまりに数が多いので有名作家を名前だけ上げてみます
里見ク、志賀直哉、島崎藤村、中勘助、倉田百三、菊池寛(以上大正)
小林多喜二、中野重治、石坂洋二郎、石川達三、武者小路実篤、織田作之助「夫婦善哉」、
徳田秋声、林芙美子、丹羽文雄、太宰治「花火」(発売後削除命令)、火野葦平、
谷崎潤一郎「細雪」
尾崎士郎・・・(昭和、終戦まで)


明治時代から、現在学校で教えられるような名作が発禁処分になっています
エログロでも左翼でもない文芸作品やポルノと思えない絵画が対象になっています
戦前に生まれていれば、これらを読むことができなかったわけで、損失は計りしれません
今ある常識さえかつては非常識だったのです
大日本帝国憲法を復活させようとする人もいますが、自分が何を失うかわかっていない
のではないかと思います
小林多喜二ばかりでなく、家柄や身分の高い作家も容赦なく処分されています
森鴎外に至っては陸軍軍医総監(最高位)になることが予定された人です
国家権力が検閲を行えば、どういう結果になるか、これらのリストから窺えます
岩波文庫の赤帯が発禁ですよ
当時権力を持った人、その子息が現在もなお権力を持っています
児童ポルノ禁止と言えば、漫画はバカの読むものだと、左翼リベラルにも賛同者が出ます
しかし、本来の対象はインターネット、非営利の創作物(落書も)、同人誌もです
児童ポルノと漫画アニメゲームを規制するように見せ、善意の世論を喚起し、結果的には
全ての人のプライバシーを監視することになります
海外では家族写真を撮影した人が近所の通報、近親者の密告により冤罪に陥れられています
無罪となっても社会的信用の回復は困難です
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/06/12/19754/
http://gigazine.net/news/20130606-photograph-grandchild/
http://blogs.dion.ne.jp/183/archives/11209134.html
殺人や自殺の表現も規制する動きが与党にあるという、議員の方からの情報もあります
そうなればミステリーをどう描けばいいのか混乱します
それほどまでして仕事に選ぶ人も減り、自発のクールジャパンは衰退すると思います
http://blogs.dion.ne.jp/183/archives/11219975.html




posted by 183 at 13:24| 児童ポルノ禁止法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする