2015年02月20日

リストラ間際独身女性の暴発

紙の新刊です。
本日発売の「別冊ご近所の悪いうわさスキャンダル」(宙出版)に『腐った果実』が再録されました。
結婚を急がず仕事を続け、成果もなく30歳を過ぎ、リストラの対象になる女性の心理を描いた
作品です。唯一相談に乗ってくれる上司に甘え、自暴自棄になって予想外の破局を招きます。
悪いのは本人ですが、意欲を持っていた時にはチャンスがなく、無意識に募らせていた怨嗟が
男性を巻き添えにして爆発したと見ることができます。上司にも妻にも罪はなく気の毒ですが、
恨みや憎しみは連鎖して広がっていく、ということを伝えたいと思いました。
まだ職があり、今見れば恵まれた環境にありながら、みすみす腐っていく女性社員の閉塞感に
共感して下さる方もいらっしゃいました。私自身もそうした閉塞感と無縁ではなく、会社員を
描いた作品に、自分の体験を生かしています。
実はこの作品はデジタルで配信するつもりでしたが、再録が決まったため予定を変更しました。
HPトップにカラー扉絵を上げています。Galleryで大きい画像をご覧いただけます。
http://www.shinobumakimura.org/
お見逃しの方はぜひご覧下さい。


posted by 183 at 01:07| 作品解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする